小室 聖也
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クレジットカードの申し込みをする際に、発行されるのかどうかを不安に感じる人は多いですよね。
そんな時、自分の信用情報を知ることはできないのかと悩んで、クレジットカードの申し込みを躊躇してしまったなんて経験をした人が多いのではないでしょうか?
基本的に、収入がある方は、クレジットカードを発行するのは簡単ですが、お金があっても審査に通過しないということは全然あります。
そういった方は、信用情報に事故保情報がのっているからです。
そこで今回は、クレジットカードの信用情報について詳しく解説していきます。
この記事を読めば、自分の信用情報がどうなっているのか確認できるのはもちろん、ブラックリスト入りする条件などについて知ることができます。
今の自分に自信がない人はぜひ、この記事読んでカードに申し込む判断材料として使ってみてください。
目次
- 1 クレジットカードの信用情報とは?
- 2 自分の信用情報を確認できる3つの信用情報機関
- 3 株式会社日本信用情報機構(JICC)
- 4 全国銀行個人信用情報センター(KSC)
- 5 株式会社 シー・アイ・シー(CIC)
- 6 信用情報がブラックリスト入りするとどうなるの?
- 7 クレジットカードの信用が悪くなる(ブラックリスト入り)原因
- 8 クレジットカードの支払い遅延が61日以上ある
- 9 自己破産(債務整理)を起こしてしまった
- 10 キャッシング、カードローンの返済返済が61日以上遅れた
- 11 信用を回復させる方法と期間
- 12 支払い実績を積み上げる
- 13 安定した収入を毎月得る
- 14 信用情報機関に登録された事故情報が消えるまでの期間
- 15 まとめ
この記事の監修者 | 監修者詳細 |
山岸 優希 -Yuki Yamagishi- (ファイナンシャルプランナー) 日本FP協会の定めるファイナンシャルプランナーの資格を持ち、当サイトの金融系記事を監修。 ファイナンシャルプランナーの知識で、かねラボの記事を”より正しく””わかりやすい”ものにしている。 →くわしいプロフィールはこちら |
クレジットカードの信用情報とは?
クレジットカードの信用情報とは、ローンの契約やクレジットカードの審査の際に使われる情報です。
個人の信用情報をより客観的に見ることができる情報で、契約者の信用度を知る際に役立つものです。
この信用情報が悪いとクレジットカードの審査に落ちます。
理由としては、返済能力がないことや、過去に金融事故などを起こしたことがすぐにわかってしまうので、心当たりがある方は次の章に進んでください。
自分の信用情報を確認できる3つの信用情報機関
クレジットカードの信用情報はあらゆるシーンで活用されます。
自分の信用情報が今どのような状態なのか確認するには、3つの信用情報機関から入手することができます。
それぞれ特徴を見ていきましょう。
株式会社日本信用情報機構(JICC)
個人の信用情報は国管理されていると思われがちですが、株式会社として管理している株式会社日本信用情報機構は、信用情報の収集、提供、管理、開示を行なっている会社です。
自分の信用情報はスマホ、郵送、窓口で確認することができます。
スマホ、郵送で確認する場合手数料が税込1,000円、窓口での申し込みでは500円かかります。
支払い方法はコンビニ決済、クレジットカード決済、ATM決済から選べるので、クレジットカードが使えない人でも安心です。
全国銀行個人信用情報センター(KSC)
一般社団法人全国銀行協会が設置した、全国銀行個人信用情報センター(KSC)は、個人の信用情報を円滑に図るために創設されたものです。
センターに加盟している、金融機関から支払い状況や過去の延滞履歴、借り入れなどの情報が集約されています。
また、この全国銀行個人信用情報センター(KSC)に自分の情報が登録されているのか、登録されていた場合どのような情報になっているのかを確認できます。
郵送でしか確認方法がないので注意が必要です。
株式会社 シー・アイ・シー(CIC)
昭和59年クレジット会社の共同出資により設立された株式会社 シー・アイ・シー(CIC)は割賦販売、消費者ローンなどのクレジット事業関係の会社を会員としており、信用情報機関の一つです。
三つの信用機関の中でもっとも古くからあり、個人の属性・契約内容・支払状況・残債額などの、信用除法を確認することができます。
信用情報はインターネット、スマホ、郵送、窓口の中から申し込みをすることができます。
どの方法で確認しても開示手数料は1,000円ほどかかるで注意してください。
信用情報がブラックリスト入りするとどうなるの?
これまで紹介した3つの機関に事故情報が追加され、ブラックリスト入りすると、クレジットカードの審査に通過することができないのもちろん。
住宅ローンやキャッシングなどを行うこともできなくなるので、年齢を重ねるごとにリスクが大きくなりますので、ブラックリスト入りだけはなんとしてでも避けましょう。
クレジットカードの信用が悪くなる(ブラックリスト入り)原因
ブラックリスト入りを避けるといっても具体的に何が原因でブラック入りするのか具体的に紹介していきます。
クレジットカードの支払い遅延が61日以上ある
クレジットカードの支払いが61日以上遅延するとブラックリスト入りします。
支払い期日に少し遅れる程度であれば遅れた分の情報が更新されてしまいますが、クレジットカードの審査に影響はありませんのでご安心ください。
自己破産(債務整理)を起こしてしまった
自己破産した場合もブラックリスト入りします。
例えば、会社を設立して倒産した、借金が膨れ上がってしまい返すお金もない場合にこの自己破産をすると借金が帳消しになる代わりにブラックリストの登録されてしまいます。
キャッシング、カードローンの返済返済が61日以上遅れた
キャッシングやカードローンの返済が遅れてもブラックリスト入りします。
基本的に支払いが1ヶ月半以上かかってしまうとブラックリスト入りするというのが常になっているので、支払うべきものはしっかり期日内に支払うようにしておきましょう。
信用を回復させる方法と期間
信用情報を失ってしまった、ブラックリスト入りしてしまった。
この場合、信用を回復することはできるのかという疑問が浮かび上がりますが、回復することは可能です。
しかし、信用を回復するにはそれなりに時間がかかることも覚えておいてください。
実際に、自己破産をして10年以上クレジットカードが作れないなんて人も世の中にはいます。
信用の回復は人それぞれ変わってくるものなので、基本的な信用情報を回復する方法を紹介していきます。
支払い実績を積み上げる
まず、信用情報を回復するには、今後も支払うであろうものしっかり期日内に支払い、支払い実績を積み上げていく方法です。
期日内にしっかり支払いをすればクレジットカードの利用実績がホワイトになっていくので、信用を回復することが可能になります。
安定した収入を毎月得る
安定した職に就き、毎月しっかり収入を得ることも信用回復に繋がります。
また、勤続年数が長くなれば長くなるほど信頼度が上がっていくので、カードの審査にも非常に通りやすくなります。
信用情報機関に登録された事故情報が消えるまでの期間
前述で紹介した機関に事故情報が登録された場合、それぞれどのくらいで回復することができるのか具体的に紹介していきます。
機関名 | 任意整理 | 自己破産 | 個人再生 |
指定信用情報機関(CIC) | なし | 5年 | なし |
株式会社日本信用情報機構(JICC) | 5年 | 5年 | 5年 |
全国銀行個人信用情報センター(KSC) | 5年 | 10年 | 10年 |
上記の表を見ていただいてわかる通り、一度信用機関にブラックリスト入りしてしまうと最大10年間は記録が残り続けてしまいます。
この期間はほとんどのクレジットカードの審査に落ちてしまうので、事故情報が抹消されるまでの間、信用情報を回復に努めるようにしましょう。
まとめ
クレジットカードの審査で重要になる信用情報についてわかっていただけましたでしょうか?
基本的に信用情報機関は国内に3つあるので、用途に合わせて上手に利用しましょう。
また、ブラックリスト入りしてしまうと最大で10年間クレジットカードを発行することができなくなりますので、支払うべきものは期日内にしっかり支払うようにし、信用を保ち続けてください。
信用情報に事故情報がなければ、よほどのクレジットカードを選ばない限り審査には基本通過するので、今後の生活の中で、ぜひ意識してみてください。