小室 聖也
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クレジットカードでネットショッピングをしようとする際、セキュリティコードの入力を求められるが、なんのことなのか、どこに記載されているのかわからずあたふたしてしまいがちですよね。
そこで、今回はクレジットカードのセキュリティコードについて解説していきます。
この記事を読めば、セキュリティコードの記載位置や役割、変更方法などについて知ることができるので、今セキュリティコードが必要という方必見の内容です。
目次
- 1 クレジットカードのセキュリティコードとは
- 2 クレジットカードのセキュリティコードは不正利用(スキミング等)を防ぐためのもの
- 3 クレジットカードの番号には意味がある
- 4 CVCとCVVもセキュリティコード
- 5 CVCとCVVはセキュリティの仕組みのことを指している
- 6 CVC2とCVV2はセキュリティコード
- 7 クレジットカードのセキュリティコードの場所は国際ブランドによって位置が異なる
- 8 アメリカンエキスプレス(アメックス)のみおもて面に記載
- 9 楽天カードやイオンカード、みずほのカードでも場所は変わらない
- 10 クレジットカードのセキュリティコードの桁数は基本3桁
- 11 セキュリティコードを管理しないとフィッシング詐欺にかかる
- 12 セキュリティコードだけでは不正利用全てに対応することは難しい
- 13 クレジットカードのセキュリティコードを変更したい時は?
- 14 カード更新時に自動で変更される
- 15 盗難や紛失により再発行する際に変更可能
- 16 磁器の破損などによる再発行時にも変更可能
- 17 Apple Payや楽天ペイなどiPhoneに登録してある際は、Walletから削除
- 18 まとめ
この記事の監修者 | 監修者詳細 |
山岸 優希 -Yuki Yamagishi- (ファイナンシャルプランナー) 日本FP協会の定めるファイナンシャルプランナーの資格を持ち、当サイトの金融系記事を監修。 ファイナンシャルプランナーの知識で、かねラボの記事を”より正しく””わかりやすい”ものにしている。 →くわしいプロフィールはこちら |
クレジットカードのセキュリティコードとは
インターネットでショッピングをする際に必要になるセキュリティコードは、クレジットカード本体に記載されている3桁、または4桁の番号のことを指します。
クレジットカードのセキュリティコードは、カード契約者の手元にちゃんとカードがあるか確認することができ、第三者からの不正利用を防ぐために存在しています。
クレジットカードのセキュリティコードは不正利用(スキミング等)を防ぐためのもの
セキュリティコードはクレジットカードの不正利用を防ぐためにあります。
特に近年、多くみられるスキミングとフィッシング詐欺の特徴や防ぎかたについて紹介していきたいと思います。
カード犯罪でとても多く使われている手口の一つで、クレジットカードに書き込まれている磁気スプライトの情報を読み取り、その情報から同じ情報を持つ偽造カードを作り不正に利用する犯罪のことです。
スキミングはカードそのものを盗まなくてもスキマーという機械を使うことで磁気スプライトの情報を読み取ることが出来てしまいます。
しかし、スキミングで読み取れるデータはカード番号や、有効期限などのカードに内蔵されているデータだけなので暗証番号やセキュリティコードは読み取ることが出来ないのです。
そのためスキミングによる不正利用を防ぐことが出来ます。
企業や、クレジット会社、銀行、通販サイトなどを装い、電子メールなどを使い偽造のWEBサイトからクレジットカードの情報やSNSのアカウント情報などを入力させて情報を搾取しその後、本人になりすまし不正利用を行う犯罪行為です。
これはセキュリティコードを入力する際のページをしっかり確認、把握し入力することで防ぐことが可能です。
※セキュリティコードを入力するページに関しては記事後半で解説していきます。
また、セキュリティコード再発行が可能です。セキュリティコードが漏えいしてしまった時やその恐れがあるときにはカード発行会社に連絡をし、すぐに再発行をしましょう。
クレジットカードの番号には意味がある
クレジットカードの券面には、カードを利用するための情報が多記載されえており数、その中でも特に重要なのがクレジット番号です。クレジット番号は14~16桁の数字からなるカード番号です。
ここではクレジットカード番号の役割について紹介していきたいと思います。
クレジットカードの役割は主に発行者識別番号、会員口座番号、チェックデジットの3つで構成され、それぞれ役割がある。
まず、最初の6桁の数字が「発行者識別番号」といいカード発行会社を識別するための番号になります。
また、最初の1桁が「主要産業識別子」と言われており、「Visaは4」「Mastercardなら5」と決められています。
次に「会員口座番号」です。
会員口座番号は7桁目から最後の1つ手前の数字で表しており、個人を認識するためのものになります。
最後に「チェックデジット」です。
これはクレジットカードの1番最後の数字になります。
チェックデジットはクレジットカードの番号が正しいものかを判断するための数字です。
上記の3つの発行者識別番号、会員口座番号、チェックデジットからクレジットカードの番号は構成されており、クレジットカード番号の役割になります。
CVCとCVVもセキュリティコード
日本では、滅多にこの「CVC」「CVV」という言葉を聞くことは少ないでしょう。
CVCもCVVもクレジットカードのセキュリティコードを指しており、海外サイトでネットショッピングをする際に入力を求められます。
CVCとCVVはセキュリティの仕組みのことを指している
CVCとCVVはセキュリティコードの仕組みを指していますが、両者の違いは、VISAカードなのかMastercardなのか違いのみです。
簡単に説明すると
- VISA→Card Verification Value(CVV)
- Mastercard→Card Verification Code (CVC)
- AmericanExpress→Card Identification (CID)
アメリカンエキスプレスでは、「CID」と呼ばれているので覚えておきましょう。
CVC2とCVV2はセキュリティコード
CVCとCVVはセキュリティコードの仕組み、CVC2とCVV2はセキュリティコードを指しています。
・CVCとCVVはクレジットカードが偽造されたものでないかを確認するためのもの
・CVC2とCVV2はクレジットカードの第三者からの不正利用を防ぐためのもの
どちらにしてもCVCとCVVの入力を求められたらクレジットカードのセキュリティコードを入力しましょう。
クレジットカードのセキュリティコードの場所は国際ブランドによって位置が異なる
クレジットカードのセキュリティコードは各クレジットカードが提携する国際ブランドによって位置が異なります。
正確にはアメックス以外のVISAやJCB、Mastercardのセキュリティコードの位置は一緒ですが、アメックスだけは少し位置が違います。
アメリカンエキスプレス(アメックス)のみおもて面に記載
アメリカンエキスプレスのみおもて面にセキュリティコードが記載されているので、アメックスをお持ちの方は間違わないようにしておきましょう。
楽天カードやイオンカード、みずほのカードでも場所は変わらない
セキュリティコードの位置に関して、特定のクレジットカードでセキュリティコードを探す方がいらっしゃいますが、楽天カードでもイオンカードでもセキュリティコードの記載位置は変わりません。
楽天カードの国際ブランドをアメックスにした場合でもセキュリティコードの位置はおもて面になり、他の国際ブランドの場合は裏面に記載されているので、覚えておきましょう。
クレジットカードのセキュリティコードの桁数は基本3桁
クレジットカードのセキュリティコードの位置を画像で解説した時にもうお気付きの方もいるかと思いますが、セキュリティコードは3桁、または4桁の数字から成り立っています。
VISA/JCB/Mastercardのセキュリティコードは3桁になり、これはどれも変わりません。
また、アメックスのセキュリティコードは4桁です。
セキュリティコードを管理しないとフィッシング詐欺にかかる
ネットショッピングの支払いの際、とても便利なクレジットカード決済、その際に多く求められるセキュリティコードの入力。
セキュリティコードを不正利用されない為にも次のようなシーンではセキュリティコードの入力を行ってはいけません。
- ネットショッピングの支払い画面
- カード会社のマイページへのログイン
上記の2つ以外のページではセキュリティコードの番号入力は求められることはまずないと思ってください。
また、URLのドメイン表記がおかしい支払い画面でのセキュリティコードの入力、これも絶対に行わないでください。
特徴としては「http://」がないものや不自然な表記が多いものがあげられます。
この2つのシーンでのセキュリティコードの入力を行わないことであなたのフィッシング詐欺でのセキュリティコードの漏えいリスクを減らすことができます。
セキュリティコードだけでは不正利用全てに対応することは難しい
セキュリティコードコードはまだまだ万能ではありません。
セキュリティコードはクレジットカード本体に記載されている為、本体を盗まれてしまった場合、不正利用は防ぐことが出来ないのです。
しかし、今回紹介したスキミングやその他の不正利用の手口に対しては対応することが可能です。
ネットショップの支払いの際にもセキュリティコードの入力を求めることでスキミング等の犯罪リスクを軽減することはできるが完全に不正利用を防ぐことはできないという事です。
ネットショップ側も不正利用が発生した場合チャージバックという売り上げ取り消しと購入者への返金を行うようになるため大きな損失になってしまうので、クレジットカードの不正利用とそれによって伴うチャージバックを防ぐためにもしっかりとしたセキュリティ対策に取り組む必要があります。
セキュリティコードは様々なセキュリティコード対策と組み合わせることでより安全面が強化され安心してネットショッピングを楽しめるようになります。
クレジットカードのセキュリティコードを変更したい時は?
クレジットカードに記載されているセキュリティコードはいくつかの方法で変更することが可能です。
変更方法は以下の3つです。
- クレジットカードの自動更新の際、自動で変わる
- クレジットカードが盗難や紛失した
- クレジットカードが破損した時
上記のどれかに当てはまった時にクレジットカードのセキュリティコードは変更できます。
カード更新時に自動で変更される
クレジットカードには有効期限が設けられており、この有効期限がすぎるとクレジットカード会社から新しいカードが届きます。
その新しいカードはセキュリティコードが変更されたものが届くので自動的にセキュリティコードを変更することができます。
※クレジットカードの有効期限については以下の記事を参考にしてください。
クレジットカードの有効期限と年数、見方を解説|更新手続きと新しいカードの基礎知識とは
盗難や紛失により再発行する際に変更可能
クレジットカードを紛失した、盗まれたなど起きた際にクレジットカードを止める手続きが必要になります。
手続き後は、クレジットカードを再発行する必要があるので、この際にクレジットカードのセキュリティコードを変更することができます。
基本的にクレジットカードが盗難にあった、紛失したなどがあった時はすぐにクレジットカード会社すぐ連絡をするようにしましょう。
磁器の破損などによる再発行時にも変更可能
盗難や紛失だけでなく、クレジットカードの磁気が破損した時も再発行手続きが必要になるので、この時にセキュリティコードを変更することが可能です。
今回、紹介したセキュリティ変更方法は全て各クレジットカード会社によって手続きや再発行料金などが異なりますので、契約しているカード会社の内容を確認しておきましょう。
Apple Payや楽天ペイなどiPhoneに登録してある際は、Walletから削除
セキュリティコードとはちょっと内容がずれてしまいますが、お手持ちのiPhoneに登録してあるクレジットカードは、再発行した際にもう一度登録し直さなければなりません。
登録したクレジットカードはiPhoneの設定かWalletアプリから削除することができるので忘れずに再登録しておきましょう。
まとめ
クレジットカードのセキュリティコードは基本的に3桁で構成されており、裏面に記載されてあります。
また、アメックスに限りセキュリティコードは4桁、おもて面に記載されているので、今、セキュリティコードを知りたいという方は、クレジットカード本体を確認しておきましょう。
また、海外サイトでネットショッピングをする際にCVCやCVVの入力を求められますが、これもセキュリティコードを入力すれば問題ないので覚えおきましょう。
セキュリティコードは、第三者による不正利用を防ぐために設けられており、変更方法はカード更新時、または破損、紛失、盗難にあった際にクレジットカードを再発行することで変更が可能です。