小室 聖也
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クレジットカードのキャッシングを利用してお金を借りたい。だけど、クレジットカードのキャッシングについてよく理解できていない。
なんて人が多いのではないでしょうか?
クレジットカードのキャッシングは即時でお金を借入れすることができるので、非常に便利なサービスです。
しかし、使い方を間違えるとたちまち借金地獄になるといったことにもなりかねません。
そこで今回は、クレジットカードのキャッシングについて詳しく解説します。
この記事を読めば、クレジットカードのキャッシングの基礎はもちろん、金利や手数料、消費者金融や銀行で借入れすることの違いなどがわかります。
(借入れの方法もあるよ!)
今、お金がすぐに必要!という方必見の内容になっているので参考にしてください。
目次
- 1 クレジットカードのキャッシングとは?
- 2 クレジットカードのキャッシングはカード会社からお金を借りること
- 3 クレジットカードのキャッシング枠とは
- 4 クレジットカードキャッシングが使える場面2つ
- 5 お金が足りない時に、すぐに使えて借りることができる
- 6 海外で外貨交換代わりに使うとおトクで便利
- 7 クレジットカードのキャッシングの手順(やり方)と必要なもの
- 8 まずはコンビニや銀行のATMに行こう
- 9 手順1,クレジットカードを挿入して「引き出し」を選択する
- 10 手順2.暗証番号を入力する
- 11 手順3.返済方法を選択する
- 12 手順4.借入金額(借りたい金額)を入力
- 13 カードのキャッシングでお金を返す方法
- 14 一括で返済する
- 15 キャッシングリボ(リボ払い)で返済する
- 16 クレジットカードのキャッシングを使う上で注意すべきこと
- 17 リボ払いでの返済が強制されて損をすることも
- 18 普通のショッピング枠を使いすぎると利用できなくなる
- 19 クレジットカードのキャッシングには金利手数料が生じる
- 20 キャッシングの金利負担はだいたいリボ払いと同じくらい
- 21 クレジットカードのキャッシングで迷いがちなポイント3つ
- 22 どのクレジットカードでもキャッシングに対応している?
- 23 消費者金融とどっちがお得なの?
- 24 日曜日や深夜でも借りることができるの?
この記事の監修者 | 監修者詳細 |
山岸 優希 -Yuki Yamagishi- (ファイナンシャルプランナー) 日本FP協会の定めるファイナンシャルプランナーの資格を持ち、当サイトの金融系記事を監修。 ファイナンシャルプランナーの知識で、かねラボの記事を”より正しく””わかりやすい”ものにしている。 →くわしいプロフィールはこちら |
クレジットカードのキャッシングとは?
キャッシングと聞くと銀行カードローン(みずほ銀行、三井住友銀行など)や消費者金融(プロミス、アコムなど)からお金を借りるイメージが強いですよね。
クレジットカードにもキャッシング機能という制度が存在しており、今月ピンチという時に「キャッシング枠」を設定していれば、気軽にATMからお金を借りることができます。
以下の章で、クレジットカードのキャッシングについて詳しく解説していきます。
クレジットカードのキャッシングはカード会社からお金を借りること
通常のキャッシングは銀行カードローンや消費者金融からお金を借りることが一般的です。
ですが、クレジットカードのキャッシングは、契約しているクレジットカード会社を通じてお金を借りることを指していて、銀行カードローンや消費者金融からお金を借入れすることとは違うので覚えておきましょう。
認識としては、クレジットカード会社からお金を借りるという認識で問題ないでしょう。
クレジットカードのキャッシングを利用するには、「キャッシング枠」を設ける必要があります。
次の章で、キャッシング枠について解説していきます。
クレジットカードのキャッシング枠とは
クレジットカードのキャッシング枠とは、簡単に説明するとお金を借りる枠を設定することです。
クレジットカードには、ショッピング枠と、キャッシング枠、利用限度額の3つが設けられており、利用限度額の中にショッピング枠、キャッシング枠が設けられます。
つまりショッピング枠と、キャッシング枠の合計の値が、利用限度額になるということです。
(※イマイチわからないという方は以下の図を参考にしてみましょう。)
さらにキャッシング枠は、ショッピング枠の中に設定されているのでショッピング枠とキャッシング枠を別物として捉えないように注意してください。
しかし、キャッシング枠を仮に0円の設定にしたとして、ショッピング枠が利用限度額30万円まであげることができるかどうかは、クレジットカード会社の審査により異なります。
キャッシング枠は、毎月お金を借りられる金額をカード会社に申請することで、利用可能になります。
キャッシング枠の設定は基本的に申し込みの際に決めることができます。
しかし、キャッシング枠の設定はクレジットカードの審査に大きな影響を与えるものなので、場合によっては、最初から0円に設定されているケースもあります。
以下の章で、キャッシング枠が0円に設定されるケースを見ていきましょう。
キャッシング枠は0円で設定されているケースも多い!
キャッシング枠が0円に設定するケースで多いのが、若年層(大学生や新卒社会人)がクレジットカードを発行する場合です。
理由としては、キャッシングは前述でもお話ししたように借金をすることだからです。
収入が一定ではない、正社員ではなく、非正規社員などの場合は、キャッシング枠が0円に設定されている場合が多いです。
クレジットカードの審査を通過するためにも、キャッシング枠の設定を申込者が最初から0円にする場合もあるので、初めてクレジットカードを発行する場合は、キャッシング枠を0円に設定するのをおすすめします。
クレジットカードキャッシングが使える場面2つ
では、クレジットカードのキャッシングを実際に使う場面にはどういったシーンが考えられれるのか以下で紹介していきます。
お金が足りない時に、すぐに使えて借りることができる
キャッシングなので、もちろんお金が足りない、今月ピンチという時にクレジットカードのキャッシングを利用すると手軽に借入れができます。
利用限度額の範囲内であれば、ATMにてすぐにお金を借りることができるので、急な出費が出る予定が入った時に役に立ちます。
また、限度額の範囲内での金額でしか借りることができないので、借りすぎの防止にもなっているので安心ですね!
海外で外貨交換代わりに使うとおトクで便利
海外で外貨交換代わりにクレジットカードのキャッシングを使うことで現地通貨を引き出すことも可能です。
海外旅行で用意していた資金が足りなくなった時に役に立ちます。
さらに、海外のキャッシングは為替レートがその日の実勢レートになるため銀行や両替所で外貨交換するよりも手数料がお得になる場合もあります。
「海外キャッシングは利息が高いんじゃないの?」
と疑問に思う方もいるかと思いますが、クレジットカードの海外キャッシングは、一括払いで行えば利息に関してはそこまで気にしなくても良いでしょう。
1ドル=100円だとして、金利が18%。
この条件の際に1000ドル(10万円)を海外キャッシングしたとします。
一括払いで返済する場合は、翌月に返済となるので、そこから金利を計算すると、
100,000円×0.18÷365=約50円
1日あたりの金利が約50円となるので、これを一括払い(翌月引き落とし)にした場合
約50円×30日=約1,500円
大体1,500円の手数料で済むので、金利とATM手数料を含めても外貨両替するよりも安く済むこと言うことがわかりますね!
クレジットカードのキャッシングの手順(やり方)と必要なもの
クレジットカードのキャッシングについては大体ご理解いただけたかと思います。
では、クレジットカードのキャッシングを利用する場合の手順と申し込みの際に必要な書類などを解説していきます。
まずはコンビニや銀行のATMに行こう
クレジットカードのキャッシング機能でお金を借入れする場合は、クレジットカードと提携している提携金融機関(銀行)が使えるATMを探しましょう。
お近くのコンビニや銀行のATMで基本大丈夫です。
- セブンイレブン
- ファミリーマート
- ローソン
- ミニストップ
- スリーエフ
- デイリーヤマザキ
- セイブオン
- セイコーマート
- ポプラ
- 生活彩家
- ニューデイズ
- アンスリー
- am/pm
など
- セブン銀行
- イオン銀行
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
- ゆうちょ銀行
- ローソン銀行
- みずほ銀行
- E-net
- りそな銀行
- など
自身が所持しているクレジットカードの提携機関をしっかり確認してからコンビニや銀行ATMに向かいましょう。
クレジットカードの種類によっては、対応しているコンビニ、ATMあれば対応していない場合もあります。
また、キャッシングできる時間帯も店舗や地域によって異なるため、事前に確認してからキャッシングを利用することをお勧めいたします。
手順1,クレジットカードを挿入して「引き出し」を選択する
お近くの銀行ATMかコンビニに到着したら、クレジットカードを差込口に挿入し、「引き出し」のボタンをタッチしてください。
タッチすると暗証番号の入力を求められます。
手順2.暗証番号を入力する
暗証番号はクレジットカードを利用する際の番号で大丈夫です。暗証番号を選択した後に、「お借り入れ」をタッチしましょう。
お借り入れをタッチした後は、返済方法の選択画面が表示されます。
手順3.返済方法を選択する
返済方法は、「一回払い」か「リボ払い」の二つから選んでください。
稀に、「一回払い」の箇所が「一括払い」という表記になっているところもあるので、覚えておきましょう。
返済方法を決めた後は、借入金額(借りたい金額)入力画面が表示されます。
手順4.借入金額(借りたい金額)を入力
借入金額(借りたい金額)を入力し、決定ボタンを押すことで借入金額で入力した金額が出てきますので、受け取れば完了します。
また、挿入していたクレジットカード、現金、ご利用明細の3つが出てくるので忘れないように受け取りましょう。
カードのキャッシングでお金を返す方法
キャッシングを利用して借りたお金を返す方法ですが、キャッシングの手順で少しお話ししましたが、基本的に2択になります。
その2択は、「一括払い」かキャッシングリボ(リボ払い)です。
一括で返済する
一括で返済するとは、その名の通り借りたお金を一回で返済する方法です。
クレジットカード会社が各社で定める締め日と締日と支払日によって返済の日にちが決まります。
例えば、楽天カードのキャッシングを利用した場合、締日が月末となっており、請求日が翌月の27日。
また金融機関が休みの場合は翌営業日となっています。
カード会社や提携金融機関によって一括払いでも日付が変わってくるので注意しましょう。
ですが、一括払いは基本的に翌月に請求されることが多いので、キャッシングを利用した翌月の中旬くらいには、引き落としされる口座に借りた分の金額と利息分を含めた合計のお金を振り込んでおきましょう。
キャッシングリボ(リボ払い)で返済する
キャッシングリボとは、キャッシングで借り入れした金額を毎月一定の金額支払うことで返済する方法です。
例えば、キャッシングで5万円借入れした場合、一括で返済をするのが難しいという人は、毎月一定の金額を支払っていくという返済のやり方になります。
しかし、リボ払いはあまりおすすめできません。
理由としては、返済にあたっての金利を約18%近く払わなければならないからです。
この18%の数字は法的金利の上限に近い数字で、分割ローンなどに比べてもかなり高いです。
また、リボ払いは毎月一定の返済であることからキャッシングを使い過ぎてしまうという危険性もあり、いつの間にか借金が膨れ上がっていた。
なんてこともよくあります。
リボ払いの期間は短ければ短いほどリスクを最小限に抑えることができるので、長期的な支払いはしないようにしましょう。
クレジットカードのキャッシングを使う上で注意すべきこと
クレジットカードのキャッシングのやり方や返済方法についてご理解いただけましたか?
では、クレジットカードのキャッシングを使う上で注意しなければならないこと、知っておきたいことを紹介します。
紹介する注意点をよく理解した上で、キャッシングを上手に活用してください。
リボ払いでの返済が強制されて損をすることも
実は、クレジットカードの種類によっては、強制的にリボ払いにしなくてはならない種類もあります。
例えばアコムのACマスターカードだと、リボ払いでの返済しかないので結果的に借りた分以上の金額を総額支払わなければならないので、損をしてしまうとこともあります。
また、三井住友VISAカードは、年会費を安くする代わりにリボ払いの設定をしなければいけないなど、各クレジットカード会社によって返済方法が限定されている場合もあるので、注意が必要です。
普通のショッピング枠を使いすぎると利用できなくなる
前述で紹介したショッピング枠を使いすぎるとキャッシング枠の利用ができなくなります。
これは、ショッピング枠の中にキャッシング枠が設定されているので、キャッシング枠を全て使い切るということは、利用限度額に達してしまうということになるので、必然的にキャッシングの利用ができなくるということになるのです。
なので、その場合は限度額の増額をするしかありません。
増額に関しては、審査が必要になるので、申し込みの際の年収よりも高くないとあげることは難しいでしょう。
クレジットカードのキャッシングには金利手数料が生じる
お金を借りるということは必ず金利の手数料が返済にプラスしてかかってくることを覚えておきましょう。
ですが、法定金利上18%以上の金利を取ることはできませんが、仮に一括払いで返済をしようと思っても借りた金額+金利分を払わなければなりませんので、注意してください。
キャッシングの金利負担はだいたいリボ払いと同じくらい
クレジットカードの金利負担は実はリボ払いと同じくらいということをご存知でしょうか?
なので、返済にかかる日数が増えれば増えるほど負担が大きくなります。
金利自体は各クレジットカード会社の審査によって一概には言えませんが、大体15%〜18%の金利が一般的です。
なので、クレジットカードをもし発行しようと考えていて、キャッシングも利用する方は、金利の上限値をしっかり確認した上でカードを選ぶようにしましょう。
クレジットカードのキャッシングで迷いがちなポイント3つ
キャッシング機能がついたクレジットカードを選ぶ際に迷ってしまう。ネックになってしまうことが3つあります。
最後に3つのポイントについて解説します。
どのクレジットカードでもキャッシングに対応している?
クレジットカードは基本的にキャッシング枠が設けられているので、申し込みの際にキャッシング枠を0円にしていなければ利用することは可能です。
また、ビューカードなどはもともとキャッシングサービスを提供していないので、キャッシンングを必要としている人には不向きなカードです。
このように物によってはキャッシングに対応していないクレジットカードもあるので、カードを選ぶ際は、こういったキャッシングサービスの有無もしっかり確認してから選ぶと良いでしょう。
消費者金融とどっちがお得なの?
キャッシングする。つまりお金を借りるという点では、クレジットカードのキャッシングも消費者金融からのキャッシングも意味は同じです。
どっちがお得かというとその人のライフスタイルによって異なるので一概には言えません。
ポイントとしては、消費者金融は長期間かけて返済を行うため金利がクレジットカードの金利もよりも安い場合があります。
反面、クレジットカードのキャッシングは基本的に金利が高いため、一括払いで借入れするのが主流と言えます。
また、クレジットカードのキャッシングは、消費者金融と違い即時で簡単にお金を借入れすることができ、消費者金融は最短1時間などが多いです。
なので、急な出費が出てしまい今すぐに必要ということであれば、クレジットカードのキャッシングを利用すると良いでしょう。
しかし、金利の影響を最小限に抑えたい場合は一括払いで払うことをお勧めします。
カード限度額以上のお金を借入れする場合は、一括で返済するのも難しく分割やリボになる場合が多いので、こういった方は、消費者金融または銀行カードローンなどから借りた方が金利が安いので、借りたい金額次第でお得かどうかは変わってくるので一概にどちらが得するかは難しいところです。
日曜日や深夜でも借りることができるの?
クレジットカードのキャッシングであれば、基本深夜でも日曜日や祝日でも即時借りることは可能です。
ただし、コンビニATMなどの場合は、店舗の営業時間によっては借りれない場合もあります。
また、コンビニATMの種類によっては、PM23:50分〜AM0:10分までの30分間だけ利用できないものもありますので、基本的にいつでもお金を即時で借りることができます。
クレジットカードのキャッシングは金利が高い代わりに最速でお金を借入れできることが最大の特徴と言えるでしょう。