キャッシュカードとクレジットカードの違いを徹底解説|一体型の特徴と種類について

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小室 聖也

小室 聖也

経歴 2018年より、東証一部上場大手の信販会社や、大手銀行のコンテンツマーケティング、SEOコンサルティングを主に手がける。 キャッシュレス・QR決済では500店舗以上の導入をサポートした実績を持ち、自ら指揮したプロジェクトは、地上波のテレビに報道されるなど、思わずシェアしたくなるような、わかりやすい説明が得意 記事に関する、お問い合わせ先:info.kanelabo@gmail.com

キャッシュカードとクレジットカードの違いを知っていますか?実は知っているようで知らないキャッシュカードとクレジットカードの違いをちゃんと理解している人は少ないものです。

そこで、今回はキャッシュカードとクレジットカードの違いについてご紹介します。
この記事を読めば、キャッシュカードとクレジットカードの違いはもちろん。

キャッシュカードとクレジットカードが一体型となったカードについても知ることができます。

この記事の監修者 監修者詳細
山岸 優希 -Yuki Yamagishi- (ファイナンシャルプランナー) 山岸 優希 -Yuki Yamagishi- (ファイナンシャルプランナー) 日本FP協会の定めるファイナンシャルプランナーの資格を持ち、当サイトの金融系記事を監修。 ファイナンシャルプランナーの知識で、かねラボの記事を”より正しく””わかりやすい”ものにしている。 →くわしいプロフィールはこちら

キャッシュカードとクレジットカードの違い


キャッシュカードクレジットカードも使ったことがないという方であれば、両者の違いとは一体何なのか疑問に思いますよね?

この章では、キャッシュカードとクレジットカードの違いについて解説していきます。

それぞれ、使用用途や役割が異なるカードになるので、しっかり覚えておきましょう!

キャッシュカードはATMで使うもの

キャッシュカードとは、銀行の口座に保管してあるお金を引き出す時に使うためのカードです。

基本的に、コンビニや銀行に設置されているATMで使うことがほとんどです。
ATMのカード差込口にキャッシュカードを差し込むことで以下のような使い方ができます。

  • 自分の銀行口座からATMで現金をおろす
  • 現金を自分の口座に入金する
  • ATMにて別の銀行口座に振替する

上記3つ以外にも、今ではあまりない使い方ですが、直接銀行の窓口に赴くことで、公共料金(電気ガス水道など)や税金、その他口座引き落としを利用したい時にキャッシュカードを使うことがあります。

現代では手続きをWebや郵送で行うことがほとんどなので、基本現金をおろしたり、入金したりして使うことがほとんどでしょう。

クレジットカードはネットショッピングや買い物で使うもの

クレジットカードはお買い物で使うことが多いカードです。

キャッシュカードとの大きな違いは、ネットショッピングやお買い物で利用できるということです。

また、キャッシュカードは発行することに審査や年齢制限など設けられていないので、老若男女問わず誰でも発行することができます。

反対にクレジットカードは発行に対して審査があり、18歳以上(高校生不可)でなければ所持することができません。

さらに、キャッシュカードは発行しても維持費がかかりませんが、クレジットカードには年会費がかかるものもあります。

これもキャッシュカードとの大きな違いの一つです。

クレジットカードの使い方としては、以下の3つが挙げられます。

  • 限度額(ひと月にカード決済できる金額)の範囲内で現金いらずで買い物(食事や洋服、家電など)をする
  • クレジットカードで決済をすることでポイントが貯める
  • クレジットカードの種類によっては様々な特典やサービスを受ける

デビットカードについて

デビットカードはキャッシュカードともクレジットカードとも違うカードです。

デビットカードを使って口座からお金をおろすことはできませんし、クレジットカードとも仕組みが少し異なります。

デビットカードはお買い物に活用できるカードですが、カード決済をした場合、即時で口座から引き落としがされます。

クレジットカードは、決済後約1ヶ月後にまとめて引き落としされますが、デビットカードは即時引き落としなのでこれが違いと言えるでしょう。

口座から直接引き落としされるということで、使いすぎの心配がなくポイントも貯まるのでクレジットカードよりも便利なカードと言えるかもしれません。

しかし、ポイント還元率や特典、サービスなどはクレジットカードには総合的に劣るので、ライフスタイルにあったカードを選ぶと良いでしょう。

キャッシュカードとクレジットカードの違いのまとめ

キャッシュカードとクレジットカードの違いについて簡単に表でまとめたので、より詳しく違いを知りたい方は参考にしてください。

キャッシュカードとクレジットカード一体型のカードもある


キャッシュカードやクレジットカードが一緒になっていたらカードがかさばらなく済むのにと思う方もいると思います。

実はクレジットカードの種類によっては、キャッシュカードとクレジットカードが一体となっているものも存在することをご存知でしょうか?

以下で、キャッシュカードとクレジットカード一体型のカードについて紹介していきます。

キャッシュカードとクレジットカード一体型のカードは銀行系が発行している


キャッシュカードとクレジットカードが一体となっているカードは、銀行系のクレジットカードが発行しています。

銀行系のクレジットカードとは、銀行が発行するクレジットカードを指します。

この銀行系が発行するクレジットカードであれば、キャッシュカードとクレジットカードを別々に所持する必要がなく、カードがかさばるのを防いでくれるほか、引き落としもショッピングもカード一枚で済ませることができます。

次の章で、有名どころの銀行系キャッシュカード一体型のクレジットカードを5つ紹介していきます。

デビットカード一体型キャッシュカードも近年増加傾向にある

最近では、キャッシュカードとデビットカードが一体型となったカードも増加傾向にあります。

引き落としもショッピングも可能なカードが今後主流になっていくのでは?とされており、クレジットカードとどちらを持つべきか迷ってしまいがちですが、どちらにも利点があるためライフスタイルによって選ぶようにしましょう。

みずほ銀行のキャッシュカード一体型クレジットカード

みずほ銀行が発行するクレジットカードの中には、キャッシュカードとクレジットカードが一体型なとなったカードがあります。

それが、「みずほマイレージクラブカード」です。

みずほマイレージクラブカードにはラインアップが6つほどあり、そのうち5つがキャッシュカードとクレジットカードが一体型となっています。

それぞれサービス内容が異なりますので簡単にご紹介します。

みずほマイレージクラブカードラインアップ
  • ANAマイレージクラブとEdy機能がついたカード
  • Suica機能がついたカード
  • 国際ブランドアメックスがついたカード
  • 国際ブランドVISA、JCB、MasterCardが選べる一般カード
  • MasterCardのみゴールドカードがあります。

みずほマイレージクラブカード(クレジットカード)ラインアップはこちら

通常は、国際ブランドが選べる一般カードを選ぶのが一般的です。

ANAマイレージがついたカードも魅力的ですが、それならANAのクレジットカードを所持していた方がはるかにマイルも貯めやすいですし、ポイントも他のクレジットカードの方が貯まりやすい場合ももあります。

初めてクレジットカードを持つなら一般カード、2枚目以降は別のクレジットカードを選ぶと効率よくクレジットカードを使いこなせるでしょう。

三井住友銀行のキャッシュカード一体型クレジットカード

三井住友銀行が発行するクレジットカードの中にもキャッシュカードとクレジットカードが一体型となったカードがあります。

それが、クレジットカード一体型キャッシュカード(SMBC CARD/SMBC JCB CARD)です。

SMBC CARD/SMBC JCB CARDにはラインアップが6つあります。

どれもキャッシュカードとクレジットカードが一体型となっていますので簡単にサービス内容をご紹介します。

SMBC CARD/SMBC JCB CARDラインアップ
  • SMBC CARDクラシックカード(一般)
  • SMBC CARD Suicaクラシックカード/アミティエカード(女性向け)
  • SMBC CARDゴールドカード
  • SMBC CARDプライムゴールドカード
  • SMBC JCB CARD クラシックカード
  • SMBC JCB CARD ゴールドカード

クレジットカード一体型キャッシュカード(SMBC CARD/SMBC JCB CARD)のラインアップはこちら

SMBC CARDクラシックカード(一般)とアミティエカードのサービス内容はほぼ一緒で、年会費初年度無料、よく年1,350円かかるキャッシュカード一体型のクレジットカードです。

アミティエカードは女性向けに発行されており、国内外の旅行保険が一般よりも少し高く設定されています。

また一般カードには、国内旅行保険がついていないので注意してください。
SMBC CARDゴールドカードとプライムカードは一般・アミティエカードの上位互換です。

サービスもほとんど同じですが、補償金額が一般に比べて高いのが特徴と言えるでしょう。
ゴールドカードの年会費は、初年度税込 5,400円で、次年度以降10,800円となります。

また、プライムは、年会費が初年度無料で、翌年以降5,400円かかります。

三菱UFJ銀行のキャッシュカード一体型クレジットカード

三菱UFJ銀行が発行するキャッシュカード一体型のクレジットカードには、2種類のカードがあります。

  • スーパーICカード TOKYU POINT PASMO「三菱UFJ-VISA」
  • スーパーICカード「三菱UFJ-VISA ゴールド」

三菱UFJのクレジットカードラインアップはこちら

メインカードとして持つならゴールドカード、サブカードとして持つのなら一般カードの方を選ぶと良いでしょう。

理由としては、年会費の影響が挙げられます。
どちらも初年度無料の優秀なキャッシュカード一体型クレジットカードですが、ゴールドに関しては、年間100万円以上の利用しなければ翌年の年会費が10,800円かかってしまうからです。

なので、メインカードでもないのにも関わらずゴールドカードを所持していますと余分に負担が増えてしまうので、注意しましょう。

イオン銀行のキャッシュカード一体型クレジットカード

イオン銀行が発行するクレジットカードにもキャッシュカード一体型のカードがあります。

それが、イオンカードセレクトになります。

イオンカードセレクトは、キャッシュカードだけでなく電子マネーのWAONも利用できるクレジットカードであり、主婦層からの支持が多いです。

ポイント還元率が高く、それに関するサービスも多様にあります。
審査難易度も銀行系のクレジットカードの中でも比較的低いので、主婦の方には特におすすめのクレジットカードです。

ゆうちょ銀行のキャッシュカード一体型クレジットカード

ゆうちょ銀行は発行するクレジットカードもキャッシュカードが一体型となったカードです。

ゆうちょの口座を持っている方であれば基本誰でも発行することができます。

キャッシュカードとクレジットカード一体型のカードに関するQ&A

キャッシュカードとクレジットカード一体型なのは便利だけど暗証番号はどうなるの?
基本的にキャッシュカードの暗唱番号とクレジットカードの暗証番号は同じです。
紛失や破損などで再発行する際はどうするの?
紛失や破損などを起こした場合は、もちろん再発行手続きが可能です。契約しているカード会社に連絡すれば、またカードが使えるようになるでしょう。ただし、場合によっては再発行手数料がかかる場合もありますので、注意してください。
通常のクレジットカードのように解約することはできるの?
もちろん、契約しているクレジットカード会社に連絡すれば解約することができます。

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小室 聖也

経歴 2018年より、東証一部上場大手の信販会社や、大手銀行のコンテンツマーケティング、SEOコンサルティングを主に手がける。 キャッシュレス・QR決済では500店舗以上の導入をサポートした実績を持ち、自ら指揮したプロジェクトは、地上波のテレビに報道されるなど、思わずシェアしたくなるような、わかりやすい説明が得意 記事に関する、お問い合わせ先:info.kanelabo@gmail.com